-太陽光の「よいところ」と「わるいところ」- ※1
太陽は地球上の生物にとって必要不可欠なものです。
太陽光は植物の光合成を助け、あたたかさや光を与え、生命体を支えています。
さらに、太陽光は肉体的にも心理的にも非常に有益な働きをしています。
太陽光には紫外線という、見ることも感じることもできない光線が含まれています ※1
太陽は半径約6.96×103kmの巨大なガスの球体です。
核の部分で水素の核融合反応が起こっていて、ヘリウムを生成しながら、巨大なエネルギーを放出しています。
太陽から地球に届くエネルギーは太陽の放出している全エネルギーのうちの約20億分の1です。
太陽から放出された光は約8分後には地球に届きます。
地上に届く太陽光には、目に見える可視光線と、熱としてかんじる赤外線と、目にもみえないし、感じることもできない紫外線が含まれています。
太陽光の中での割合は、可視光線が52%で赤外線が42%と大半であり、紫外線は約5~6%にすぎません。
その紫外線うち波長の長いもの(3154-400nm)をUV-A・波長が短いもの(280-315nm)をUV-Bと呼びます。
太陽光の悪い影響
· 熱中症を起こす
· 日焼けを引き起こす
· DNA損傷
· 皮膚がん
· 光老化(しみやしわなど)
· 免疫力の低下
· 角膜炎や白内障を誘発
· 物の色を退色させる
· 物の劣化損傷を促進する
太陽光の良いところ
· 明るさ
· 生態リズムの調整
· 胃腸の動きを快調に
· 気分の爽快感
· 消化液の分泌
· 暖かさ・決行をよくする
· 神経・筋肉の緊張をほぐす
· 光合成
· 殺菌
· 花や果実の色素合成
· ビタミンDの生成
· カルシウムの吸収促進
· 新陳代謝の促進
紫外線は、可視光や赤外線より波長が短く、エネルギーが大きいので、物質に化学変化を起こさせやすい特徴をもっています。
紫外線が人に日焼けさせたり、殺菌をしたりするのはこのためです。
目で見える光(可視光)が7色の分光されることは皆さんご存知かと思います。
その色は赤・橙・黄・緑・青・藍・紫–空に見える虹の色です。
この可視光の紫色よりも波長が短く、紫の外側にある光を<紫外線>と呼びます。
紫外線は1801年にリッター(Johann Wilhelm Ritter )によって発見されました。